どんなに気を付けていても、すべての患者さんを看る事は出来ません。重症度が高い患者さんが優先になってしまいます。医療者に対して常に厳しい目を向けたくなる気持ちも分かりますが、現在の状況では限界があります!

病棟で働いていて大変だなと思う業務に、ナースコールの対応があります。
ナースコールの音が耳についてしまって、自宅に帰ってからもその音が離れない時があるほどです。
ナースコールというのは、動けない方が体調が悪くなった時などに、看護師を呼ぶ手段として使うものです。
でも、その使い方を勘違いしている患者さんが沢山います。
例えば、カーテンを閉めてくれ、食事はまだか?それに、カップラーメンのお湯を捨ててくれ、
といった理由でナースコールを鳴らす人がいるんです。
これでは、まるでお手伝いさんの呼び鈴と同じです。

 

病室には、オペ後で安静の患者さんや重症度の高い患者さんが、沢山入院しています。
大した事ない用事でナースコールを鳴らし続けられたら、他の方が使う事ができないんです。
考えてみればわかると思うんですけど、急変した患者さんと、カップラーメンのお湯を捨てて欲しいという患者さんとでは、
急変した患者さんを優先するに決まってると思いませんか?
それなのに、ナースコールにすぐに対応しないと文句を言ってくるんです。
患者さんは、来て欲しいと思った時にすぐに来てくれないと、納得ができないんです。
でも、患者さんは沢山いて、医療行為を必要としている患者さんとの関わりが濃くなるのは、仕方ないと思うんです。
どの職場でも人手が不足している状態ですから、一人一人の患者さんに万遍なく関わるのはとても難しいですし、限界があります。
看護師に対して厳しい目を向けたくなる気持ちはわかりますが、私達も一生懸命に患者さんの事を考えて働いているんです。
でも、お手伝いさんを呼ぶような理由で、ナースコールを利用するのだけは止めてもらいたいです。
それがなくなるだけで、患者さんと関わる時間を作る事ができます。